年齢を重ねていくと、だんだん自分が守りに入っていることに気づきます。

そんなことを頭の片隅で思っていたら、横目で見ていたテレビのバラエティ番組に釘付けになってしまいました。

テレビに出ていたのは、デビィ夫人。
現在77歳だそうです。

出川哲郎さんと2人でしたが、
一人づつ崖のようなところを命綱だけで降りようとしていました。

高所恐怖症でもあるデビィ夫人に、出川哲郎さんが怖くないのか?言ったことに対して、デビィ夫人が言いました。

挑戦できなくなる方が怖い

年齢で守りに入っていくのは、
今までの実績や経験のおかげで、努力しなくてもできることが増えてくるから。

もちろんそれだけが理由ではないでしょうが、
今までの実績や経験とは、言わば貯金みたいなもの。
そういうもののおかげで今やっていること、言わば貯金を切り崩しているようなもので、貯金を増やすこととは違います。
それはやがて古びていくことも、なんとなく感じてはいます。

そのテレビを見たのは年末、12月中旬頃でしたが、
私はデビィ夫人のその言葉を聞いて、なんだか背筋が伸びるような、引き締まるような思いを感じました。

デビィ夫人は今の芸能界ではそれなりの位置におり、芸能界に入る前はさらにしっかりした位置にいた人です。
出川哲郎さんが、「すごい!夫人、すごいなあ。」と言ったことに対して、夫人はさらに続けるのです。

すごい?
あら?なんで?

貴方だってできたじゃない?

これは衝撃でした。
こんなこと、今の私は言えるだろうか…

思わず自分が今までの実績や経験の上に胡坐をかいていることを指摘されたような思いがしてしまいました。

挑戦しなくなるのは、年を重ねるせいなんかじゃないのですね。
それは、自分の中にいる「怠け者」のせいであって、年齢のせいなんかじゃない。

私は今、何かに挑戦しているだろうか…
これからもずっと、挑戦し続けていられるだろうか…

挑戦できなくなることを怖いと思えるような人であり続けたいものです。

 

 

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